27 2 / 2012

"5年前、大西洋でスペインの沈没船の中から発見された銀貨など400億円相当の財宝について、所有権は発見したアメリカの探査会社ではなくスペイン政府にあるという裁判の判決が出され、24日、スペインに返還されました。
この財宝は、2007年5月、アメリカの海底探査会社がおよそ200年前に大西洋で沈んだスペインの軍艦の中から発見したもので、およそ60万枚の銀貨など、5億ドル(日本円にしておよそ400億円相当)に上り、海底から引き揚げられた財宝としては最も高価とされています。
財宝の所有権を巡って、発見した会社とスペイン政府が5年間にわたって裁判で争ってきましたが、アメリカの裁判所は、先週、スペイン政府に所有権を認める判決を言い渡しました。
判決を受けて、財宝はスペインに返還されることになり、24日、2機の軍用輸送機が合わせて17トンに上る財宝を載せてアメリカ・フロリダ州の空軍基地を出発しました。
出発を見送ったスペインのデスカヤール駐米大使は記者団に対し、「わが国の歴史的遺産を取り戻すことができた」と述べ、財宝の返還を歓迎しました。
デスカヤール大使によりますと、財宝は今後、スペイン国内の博物館に展示されるということです。"